专利摘要:
本発明は、ビーライト−スルホアルミン酸カルシウム−フェライト(BCSAF)クリンカとアルカノールアミンを含有するBCSAFセメント組成物であり、上記BCSAFクリンカは、クリンカの総重量に基づき、5〜30%、好ましくは10〜20%の一般式C2AXF(1−x)(xは、0.2〜0.8)であるカルシウムアルミノフェライト相と、10〜35%のスルホアルミン酸カルシウム相と、40〜75%のビーライト(C2S)と、0.01〜10%の、硫酸カルシウム、アルカリ金属硫酸塩、灰チタン石、アルミン酸カルシウム、ゲーレナイト、遊離石灰およびペリクレース、および/またはガラス質相から選ばれた1以上の微量相と、を備えてなる鉱物組成を有することを特徴とするBCSAFセメント組成物を提供する。
公开号:JP2011515323A
申请号:JP2011501320
申请日:2009-03-24
公开日:2011-05-19
发明作者:モラン ヴァンサン;ギャルトナー エリ
申请人:ラファルジュ;
IPC主号:C04B22-00
专利说明:

[0001] 本発明は、セメント、特にビーライト−スルホアルミン酸カルシウム−フェライトセメント用の混和剤に関するものである。]
背景技術

[0002] 最新のコンクリートは、一般的にポルトランドセメントを用いた水硬性セメントによって生成されている。]
[0003] ポルトランドセメントは、ポルトランドセメントクリンカに通常、少量の硫酸カルシウムを加えて粉砕することによって生成される水硬性セメントである。上記クリンカは、CaO、SiO2、Al2O3を含む原料(きめ細かく分割され、緊密に混合され、均質である)と他の原料との特定の混合物を、1400℃付近またはそれより高い温度で加熱することによって生成される。主なCaOの供給源は通常、石灰石の形をしている炭酸カルシウムである。]
[0004] 硬い塊(hard nodule)の形状で生成される上記クリンカは、ケイ酸カルシウム(エーライトであり、(CaO)3・SiO2であるケイ酸三カルシウムと、ビーライトであり、(CaO)2・SiO2であるケイ酸二カルシウム。そして、ほとんどのセメント工場で、現在は、60%を上回るケイ酸三カルシウムからなるクリンカを用いている。)を少なくとも3分の2は含み、アルミン酸三カルシウム、鉄アルミン酸四カルシウムを含んでいる。これらの4つの主要なポルトランドクリンカの構成成分は従来、C3S(ケイ酸三カルシウム)、C2S(ケイ酸二カルシウム)、C3A(アルミン酸三カルシウム)、C4AF(鉄アルミン酸四カルシウム)と略する。]
[0005] 付随の請求項を含め本明細書に特記されていない限り、以下の用語はセメントの鉱物成分を表すのに使われる。CはCaOを表し、AはAl2O3を表し、FはFe2O3を表し、SはSiO2を表し、$はSO3を表す。]
[0006] ポルトランドセメントの生成は二酸化炭素の生成をもたらす。焼結するのに必要である高温(約1400℃)を発生させるのに必要とされる炭素含有燃料は、酸化して二酸化炭素(CO2)になる。また、炭酸カルシウムは、酸化カルシウムと二酸化炭素を生成する吸熱反応を通して、か焼される。]
[0007] 最近数十年で、大気中の二酸化炭素のレベルは、著しく増加してきており、また増加し続けている。その増加による気候的な影響が関心事になっており、二酸化炭素の排出を抑えるのが望ましい。産業全体のCO2排出量の約5%は、セメント産業が原因となっている。]
[0008] 石灰石が豊富に含まれた原料の混合物は、エーライト(C3Sの不純形である)が豊富に含まれたポルトランドセメントクリンカを得るために必要である。ポルトランドセメントクリンカ生成におけるCO2排出は、ポルトランドセメントクリンカのC3S組成物をほぼ完全に削減させた場合、約10%減少させることができる。このことは、原料の中の石灰石の量を約10%減少させると達成し得る。すなわち、酸化カルシウムへのか焼において石灰石から放出されるCO2の量は、吸熱転化のためのエネルギーを供給するのに必要な燃料の量であり、それらが減少する。]
発明が解決しようとする課題

[0009] しかしながら、C3Sはポルトランドセメントの最も重要な成分であり、その凝結と硬化をかなり左右する。]
[0010] エーライト含有量が少ないポルトランドセメントクリンカはビーライト(C2Sの不純形)が豊富である。しかしながら、ビーライトが豊富に含まれているポルトランドセメントは、標準的な要求事項を満たす十分な短期強度をもたらさず、昨今のコンクリートの用途が必要とする性能に達しない。]
[0011] 他のタイプのセメントで、ポルトランドセメントよりも少ないCO2の生成により作られるものが知られている。CSAと略記される、スルホアルミン酸カルシウムをベースとするセメントは重要である。なぜなら、産業部門のCO2排出を低減させ、かつ、高価な原料を用いずに、生成することができるからである。スルホアルミネートセメントは、かなりの初期圧縮強度を得ることができる“クライン(Klein)塩”または“イーリミット(ye’elimite)”として知られるスルホアルミン酸カルシウムC4A3$相から成る。]
[0012] 硬化時間を短くしたり、ポルトランドセメントを含んだコンクリートの短期材齢(例えば材齢1日)の圧縮強度を増加する促進剤として、例えばジエタノールアミンやトリエタノールアミンのような「アルカノールアミン」を使うことが知られている。ポルトランドセメントクリンカに対して、粉砕を目的として、低量(通常、0.03%未満)で、トリエタノールアミンが用いられることが報告されている。ポルトランドセメントに、凝結および硬化促進剤として、特定のカルシウム塩を使うことも知られている。塩化カルシウムによる促進が実質的には触媒作用であり、最も影響を受けるのが、C3Sであると報告された。]
課題を解決するための手段

[0013] アルカノールアミンは、長期材齢、特に30日を超える材齢でのセメントの強度特性およびセメントを含んだモルタルやコンクリートの強度特性を改良するための、セメントを含んだビーライト−スルホアルミン酸カルシウム−フェライトセメント(以下、BCSAFセメントという)の性質の改良に用いることができることを見いだした。アルカノールアミンと共にカルシウム塩を用いると、とりわけ長期材齢での強度強化を付与することができる。本発明は、水硬性結合材を含むことにより、従来型のポルトランドセメントと同程度の流動学的および機械的強度特性を有することができ、および/または、モルタルやコンクリートに含まれた状態で、材齢28日および/または材齢90日の圧縮強度の増加をもたらすBCSAFセメント混合物を提供しようとしている。]
[0014] そこで、本発明は、BCSAFクリンカとアルカノールアミンを含有するBCSAFセメント組成物を提供する。BCSAFクリンカは、クリンカの総重量に基づき、
5〜30%、好ましくは10〜20%の一般式C2AXF(1−x)(xは、0.2〜0.8)であるカルシウムアルミノフェライト相と、
10〜35%のスルホアルミン酸カルシウム相と、
40〜75%、好ましくは45〜65%のビーライト(C2S)と、
0.01〜10%の、硫酸カルシウム、アルカリ金属硫酸塩、灰チタン石、アルミン酸カルシウム、ゲーレナイト、遊離石灰およびペリクレース、および/または高炉スラグや水硬性ガラスのようなガラス質相から選ばれた1以上の微量相と、を備えてなる鉱物組成を有する。]
[0015] 本発明によれば、BCSAFセメント組成物のアルカノールアミンは、好ましくは以下の一般式を有することができる。]
[0016] NXpR(3−p) (I)
pは1〜3の整数を表し、Rは水素原子または以下の一般式のアルキル基である。]
[0017] −CqH2q+1 (II)
qは1〜5の整数を表す。
Xは、次の一般式の基を表す。]
[0018] −(CnH2n)−OA(III)
nは2〜5の整数を表し、−(CnH2n)−は、直鎖、または分岐鎖である。
または、Xは、次の一般式の基を表す。]
[0019] −(CmH2m)−NYtR(2−t) (IV)
mは2〜5の整数を表し、Yは上記に定めた一般式(III)の基であり、tは1または2であり、そして、−(CmH2m)−は、直鎖、または分岐鎖である。]
[0020] さらに好ましくは、pは整数2または3を表す。]
[0021] さらに好ましくは、Rは水素原子(−H)またはメチル基(−CH3)である。]
[0022] さらに好ましくは、上記一般式(III)で−OAで表されている基はヒドロキシル基(−OH)であり、この場合、Aは水素原子を表す。しかし、Aはセメントと相溶性のある保護基をも表し、この場合、−OAは好ましくは、水の付加後、BCSAFセメント混合物がもつアルカリ性条件下で、ヒドロキシル基に加水分解される。]
[0023] さらに好ましくは、nは整数2を表す。]
[0024] 分子中に存在する一般式IIIの全ての基でn=2であるとき、上記アルカノールアミンを「低級アルカノールアミン」と呼び、分子中に存在する一般式IIIの一部または全部の基でnが2よりも大きいとき、上記アルカノールアミンを「高級アルカノールアミン」と呼ぶ。]
[0025] 上記アルカノールアミンは、好ましくはトリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、メチルジエタノールアミン(MDEA)のような低級アルカノールアミンであり、より好ましくはDEAまたはMDEAである。本発明の一実施形態によると、アルカノールアミンは、トリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、テトラキスヒドロキシエチルエチレンジアミン(THEED)、メチルジエタノールアミン(MDEA)のいずれか、またはそれらの混合物である。本発明によれば、好ましいアルカノールアミンは、DEAまたはMDEAである。]
[0026] アルカノールアミンが、遊離塩基またはその塩であり、例えば、酢酸塩、グルコン酸塩、硫酸塩、硝酸塩または塩化物塩であることがある。Aが保護基であるとき、好ましくはアルカノイル基であり、例えば、R’は炭素原子が1〜4の直鎖、または分岐鎖のアルキル基を表す化学式R’COであり、より好ましくはアセチル基(R’はメチルを表す)である。]
[0027] 具体的な実施態様によれば、アルカノールアミンは、例えば、トリイソプロパノールアミン(TIPA)のような高級アルカノールアミンである。]
[0028] 本発明によれば、BCSAFセメントの組成物は、0.01〜1重量%、好ましくは0.03〜0.3重量%、例えば、約0.1重量%のアルカノールアミンを包含する。]
[0029] 本発明によれば、さらに、BCSAFセメントの組成物は、水溶性カルシウム塩を含むことができる。]
[0030] 添付の特許請求の範囲も含めて本明細書にて使われる「水溶性カルシウム塩」という用語は、25℃の水で1リットルあたり少なくとも100gの溶解性を有するカルシウム塩を指す。]
[0031] 好ましくは、上記カルシウム塩は、1000未満、より好ましくは400未満の分子量を有する。上記カルシウム塩は亜硝酸塩、硝酸塩、塩化物、臭化物、チオシアン酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、およびチオ硫酸塩を含む。亜硝酸カルシウムと硝酸カルシウムが好ましい。]
[0032] 本発明によれば、BCSAFセメントの組成物は、0.1〜10重量%、好ましくは1〜4重量%、例えば約2重量%のカルシウム塩(無水塩として表される)を含むのが好ましい。]
[0033] 本発明によれば、BCSAFセメント組成物内のクリンカは、硫黄、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、ホウ素、リン、亜鉛、マンガン、チタン、フッ素、塩素から選択された1以上の二次的元素(secandary elements)を含み、それらは以下の分量で存在していることが好ましい。
無水硫酸に換算して3〜10%量の硫黄、
酸化マグネシウムに換算して5%までの量のマグネシウム、
酸化ナトリウムに換算して5%までの量のナトリウム、
酸化カリウムに換算して5%までの量のカリウム、
酸化ホウ素に換算して3%までの量のホウ素、
無水リン酸に換算して7%までの量のリン、
亜鉛、マンガン、チタンの各酸化物に換算して5%量までの亜鉛、マンガン、チタンまたはそれらの混合物、
フッ素、塩素の各酸化物に換算して3%量までのフッ化カルシウムまたは塩化カルシウム。
上記で定義された二次的元素の総含有量は15%以下である。上で与えられる硫黄含有量は、クリンカに含まれる硫黄の総量であることが理解できるであろう。]
[0034] 本発明によれば、好ましくは、BCSAFセメント組成物に含まれるクリンカは、二次的元素として、下記の元素を下記の化学組成において含む。
無水硫酸に換算して4〜8%量の硫黄、
酸化マグネシウムに換算して1〜4%量のマグネシウム、
酸化ナトリウムに換算して0.1〜2%量のナトリウム、
酸化カリウムに換算して0.1〜2%量のカリウム、
酸化ホウ素に換算して2%までの量のホウ素、
無水リン酸に換算して4%までの量のリン、
亜鉛、マンガン、チタンの各酸化物に換算して3%量までの亜鉛、マンガン、チタンまたはそれらの混合物、
フッ素、塩素の各酸化物に換算して1%量までのフッ化カルシウムまたは塩化カルシウム。]
[0035] さらに好ましくは、本発明によるBCSAFセメント組成物に含まれるクリンカは、二次的元素として、下記の元素を下記の化学組成において含む。
酸化ナトリウムに換算して0.2〜1%量までのナトリウム、
酸化カリウムに換算して0.2〜1%量までのカリウム、
酸化ホウ素に換算して0.2〜2%量までのホウ素、
フッ化カルシウムおよび塩化カルシウムに換算して合計で1%量以下のフッ素と塩素。]
[0036] 本発明によれば、BCSAFセメント組成物に含まれるクリンカ内の好ましい二元元素はホウ素であり、ホウ素は、生混合物中に例えばホウ砂の形で導入されて、クリンカリング中のビーライトα’相の形成を促進させる。クリンカのビーライト相は、部分的にまたは完全にα’型に結晶化させるのが好ましい。上記クリンカのビーライト相の少なくとも50重量%は、α’型であるのが好ましい。]
[0037] 上記クリンカは、少なくとも下記の主要酸化物を含み、主要酸化物はクリンカの総重量に対する%で表す下記の相対比率で存在することが好ましい。
CaO:50〜61%、
Al2O3:9〜22%、
SiO2:15〜25%、
Fe2O3:3〜11%。]
[0038] ポルトランドセメントの主成分であり、エーライト相(C3S)と比較すると、クリンカ内に大量にあるビーライト相(C2S)は有用である。ビーライト相はエネルギー消費とCO2排出の減少につながる。さらに、ビーライトはBCSAFセメントの長期強度の発現に寄与する。]
[0039] BCSAFクリンカは、相当な量の硫酸カルシウムから二酸化硫黄への還元を避けるために、十分に酸化性の雰囲気中で少なくとも15分間、1150℃〜1350℃、好ましくは1220℃〜1320℃で、か焼することを含む工程により、準備されうる。生混合物は、クリンカリングによってC2AXF(1−X)(xは0.2〜0.8)、C4A3$、およびC2Sの各相を必要な比率で生成する原料または原料混合物と、好ましくは1以上の二次的元素供給用添加物とを含有する。その二次的元素供給用添加物は、硫黄、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、ホウ素、リン、亜鉛、マンガン、チタン、フッ素、塩素またはそれらの混合物から選択され、その添加量は、クリンカリング後において、先に定義したように表されるクリンカ総重量の15%以下の二次的元素に対応する量となるように計量される。]
[0040] 一般的なポルトランドセメントのクリンカリングにより生じる結果と比較すると、CO2の排出は通常20%を上回って減少する。]
[0041] 本発明で用いられるクリンカの生成に使用される原料は、リン酸石灰石、マグネシウム石灰石、粘土、フライアッシュ、暖炉アッシュ(hearth ash)、流動床灰、ラテライト、ボーキサイト、赤泥、スラグ、クリンカ、石膏、脱硫石膏、リン酸石膏、脱硫石膏、工業スラグ、およびそれらの混合物を含む。原料が適切な割合で所定の二次的元素または二次的元素の特定の化合物、例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、ホウ素(特にホウ砂)、亜鉛、マグネシウム、チタンの各酸化物のような酸化物、フッ化カルシウム、塩化カルシウムといったハロゲン化物、硫酸塩(特に硫酸カルシウム)を含有する限りにおいて、二次的元素を供給する混和剤は、原料それ自体であり得る。]
[0042] 本発明における用語「二次的元素を供給する混和剤」とは、原料の混合物のクリンカリング能力を改善し、かつ、例えばその反応性を改善するために、1以上の相の所定の結晶形を安定化させる化合物を意味するものと理解されたい。]
[0043] 本発明の特徴によれば、本発明によるセメント組成物はBCSAFクリンカを粉砕して用意され、必要に応じて、水溶性カルシウム塩および/またはアルカノールアミンと一緒に粉砕する。そして、必要ならば、本発明によるセメント組成物を生成するために、水溶性カルシウム塩および/またはアルカノールアミンを、粉砕されたクリンカに加えてもよい。]
[0044] クリンカはまた、例えば硫酸カルシウム(例えば石膏など)と共に粉砕され得る。クリンカ内に無水石膏を得るために過剰量の硫酸カルシウムを生混合物に投入した場合、セメントは石膏を追加することなく、クリンカを粉砕して調製される。]
[0045] 好ましくは、クリンカは、ブレーン比表面積が3000cm2/gより大きく、好ましくは3500cm2/gより大きくなるよう粉砕する。]
[0046] セメントは、硫酸カルシウムおよび/または酸化カルシウムの原料物質を含むことができる。]
[0047] 本発明によれば、好ましくは、セメント組成物は、セメントの総重量に対して、最大15重量%の石膏、無水石膏、半水石膏から選択された物質を含んでいる。]
[0048] 本発明によれば、好ましくは、セメント組成物は、セメントの総重量に対して、最大30重量%の充填剤(例えば、不活性であったり、セメント補助材料である)を含んでいる。充填材は、例えば、石灰石、ポゾラン、フライアッシュ、高炉スラグから選択した少なくとも一の物質である。充填材が存在する場合は、カルシウム塩とアルカノールアミンの量は、セメントと充填材の合計量に基づく。]
[0049] 本発明によれば、BCSAFセメント組成物は凝結および/または硬化のために促進剤または遅延剤をも含んでいる。凝結遅延剤は、グルコン酸塩、糖類、リン酸、またはカルボン酸の遅延剤、またはそれらの混合物を含んでいる。]
[0050] 本発明によれば、BCSAFセメント組成物を用いる場合に、水とセメントの割合は、例えば、減水剤および/または流動化剤を使って調整されることもある。]
[0051] Concrete Admixtures Handbook,Properties Science and Technology, V.S.Ramachandran,Noyes Publications,1984には以下のように書かれている。]
[0052] 減水剤は、所定のワーカビリティー(workability)で、コンクリートに混ぜる水の量を通常10〜15%減らす混和剤として定義されている。減水剤は、例えば、リグニンスルホン酸塩、ヒドロキシカルボン酸、炭水化物、および、他の特殊な有機化合物、例えば、グリセロール、ポリビニルアルコール、アルミノ−メチル−シリコネートナトリウム、スルファニル酸、カゼインを含む。]
[0053] 流動化剤は、化学的に、通常の減水剤とは異なり、新しい部類の減水剤であり、水分の含有量を約30%減らすことができる。流動化剤は、大きくは以下の4つのグループに分類することができる。スルホン化ナフタレンホルムアルデヒド縮合物(SNF)(通常はナトリウム塩)、スルホン化メラミンホルムアルデヒド縮合物(SMF)、改良リグノスルホン酸塩(MLS)、そしてその他のものである。比較的最近の流動化剤は、例えばポリアクリル酸塩のようなポリカルボン酸の化合物を含む。流動化剤は、例えばグラフト鎖としてポリエチレングリコールを含んだ共重合体や、ポリカルボン酸エーテルのような主鎖にカルボン酸機能を含んだ共重合体のような新型の流動化剤が好ましい。ポリスルホンポリカルボン酸ナトリウムとポリアクリル酸ナトリウムも使われることがある。ホスホン酸誘導体の流動化剤も使われることがある。一般に必要とされる流動化剤の量は、セメントの反応性次第である。反応性が低ければ、必要とされる流動化剤の量も減少する。アルカリ含有量の総量を減少するために、流動化剤は、ナトリウム塩よりはむしろカルシウム塩を使うことができる。これらの混合物は市販の製品である。例えば、CHRYSO(登録商標)社によって販売されている製品、OPTIMA 100(登録商標)、OPTIMA 175(登録商標)が含まれる。]
[0054] 本発明によれば、上記セメント組成は、プレハブユニットの建築や生産に使用されることもある。]
[0055] 本発明は、本発明によるビーライト−BCSAFセメント組成物を含有するスラリー、コンクリートまたはモルタルとその生成方法についても提供する。セメントに対する水(W/C)の割合は、通常1以下、例えば0.1〜1、好ましくは0.3〜0.8で、例えば約0.5である。]
[0056] また、本発明はBCSAFセメントをアルカノールアミンと混合したものを含有するスラリー、コンクリート、またはモルタルの生成方法を提供する。]
[0057] 本発明の方法は、さらに水溶性カルシウム塩を添加するステップを含むことができる。]
[0058] 本発明は、本発明によるセメント組成物、スラリー、モルタルまたはコンクリートの生成において、同時に、別々に、または、逐次使用するアルカノールアミンを含む製品をも提供する。]
[0059] また、本発明は、長期材齢での、好ましいのは30日より長い材齢での、さらに好ましいのは60日より長い材齢での、よりさらに好ましいのは90日より長い材齢での、BCSAFセメントを含むモルタルやコンクリートの圧縮強度を増加させるためにアルカノールアミンを使うことに関する。]
[0060] また、本発明は、長期材齢での、好ましいのは30日より長い材齢での、さらに好ましいのは60日より長い材齢での、よりさらに好ましいのは90日より長い材齢での、BCSAFセメントを含むモルタルやコンクリートの圧縮強度を増加させるために、トリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、テトラキスヒドロキシエチルエチレンジアミン(THEED)、メチルジエタノールアミン(MDEA)、またはそれらの混合物を使うことにも関する。ジエタノールアミン(DEA)またはメチルジエタノールアミン(MDEA)を使用するのが好ましい。]
[0061] また、本発明は、材齢90日でのBCSAFセメントを含むモルタルやコンクリートの圧縮強度を増加させるためにジエタノールアミン(DEA)やメチルジエタノールアミン(MDEA)を使うことにも関する。また、本発明は、長期材齢での、好ましいのは30日より長い材齢での、さらに好ましいのは60日より長い材齢での、よりさらに好ましいのは90日より長い材齢での、BCSAFセメントを含むモルタルやコンクリートの圧縮強度を増加させるために水溶性カルシウム塩と共にアルカノールアミンを使用することに関する。]
[0062] また、本発明は、長期材齢での、好ましいのは30日より長い材齢での、さらに好ましいのは60日より長い材齢での、よりさらに好ましいのは90日より長い材齢での、BCSAFセメントを含むモルタルやコンクリートの圧縮強度を増加させるためにトリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、テトラキスヒドロキシエチルエチレンジアミン(THEED)、メチルジエタノールアミン(MDEA)、トリイソプロパノールアミン(TIPA)、またはそれの混合物を水溶性カルシウム塩と共に使用することにも関する。]
[0063] 付随の請求項を含め本明細書に特記されていない限り、パーセンテージは質量である。]
実施例

[0064] 本発明を、以下の実施例により具体的に説明する。]
[0065] 〈実施例1〉
EN196に従い、以下の成分を用いて標準モルタルを用意した。
BCSAFセメント(batch n°1):450g
水:225g
標準砂:1350g]
[0066] BCSAFセメントは、米国特許公開第20070266903A1号に記載の実施例6の表7にあるクリンカ2のように準備をした。]
[0067] モルタル1〜12は、アルカノールアミン(トリエタノールアミン(TEA)またはトリイソプロパノールアミン(TIPA))、および/または亜硝酸カルシウムが、以下の表1で示される量で、モルタル試料に含まれている。カルシウム塩の量は、セメントに対する乾燥質量の%として表される。アルカノールアミンの量はセメントの質量についての%として表される。]
[0068] このようにして得られたモルタルの圧縮強度は、金型を使って20℃で準備された4×4×16cm3の角柱の供試体で測定された。供試体は、圧縮強度の測定までの間、20℃の水中に7日間または28日間保存した。]
[0069] 得られた結果は、表1に示されている。]
[0070] ]
[0071] TEAまたはTIPA単体のものは、材齢7日の圧縮強度においては、ほとんどまたは全く効果がない。しかし、材齢28日の数値は2つの比較ではTEAの方が優れた値である。]
[0072] 亜硝酸カルシウム単体では、濃度が増加するにつれて、材齢7日および材齢28日の圧縮強度が増加する。]
[0073] アルカノールアミンと亜硝酸カルシウムの両方が存在するとき、亜硝酸カルシウムの濃度の増加につれて、材齢7日の強度は増加する。材齢28日の圧縮強度も、かなり増加している。しかも、ポルトランドセメントではTIPAはTEAよりはるかに効果的であるのに反して、BCSAFセメントでは強度向上剤としてTEAはTIPAよりとりわけ効果的である。]
[0074] アルカノールアミンと亜硝酸カルシウムが使われている材齢90日の圧縮強度は、亜硝酸カルシウム単体のものと比較して、大幅に増加している。]
[0075] 〈実施例2〉
EN196に従い、以下の成分を用いて標準モルタルを用意した。
BCSAFセメント(batch n°1):315g
石灰石充填材:135g
水:225g
標準砂:1350g
(注記:EN196のモルタルの配合のため、合計のセメント含有量は引き続き450gとなるように、石灰石充填材はセメントの一部とみなしている。)]
[0076] モルタル13〜21は、アルカノールアミン、トリエタノールアミン(TEA)またはトリイソプロパノールアミン(TIPA)、および/または亜硝酸カルシウム若しくは硝酸カルシウムが、以下の表2で示される量で、モルタル試料に含まれている。含まれている。カルシウム塩の量は、セメントと充填材の合計量に対する乾燥質量の%として表される。アルカノールアミンの量はセメントと充填材の合計の質量についての%として表される。]
[0077] このようにして生成されたモルタルの圧縮強度は、実施例1で記載された手順を用いることにより検査される。]
[0078] 得られた結果は、表2に示されている。]
[0079] ]
[0080] セメントと充填材の合計量に対して、モル基準において、モルタル番号20、21のモルタルに含まれた硝酸カルシウムの量は、モルタル番号18、19で用いられる4%の亜硝酸カルシウムの量と等しい。亜硝酸カルシウムは濃縮液として加えられる。亜硝酸カルシウム(無水物)は分子量が132gである。硝酸カルシウムは粉末の四水和物(分子量236g)として加えられる。セメントと充填材の合計量の100gあたりで加えられた各々の塩の量は以下のとおりである。
亜硝酸カルシウム:4/132=30mmol
硝酸カルシウム:7.1/236=30mmol]
[0081] 亜硝酸カルシウムまたは硝酸カルシウム単体では、濃度が増加するにつれて、材齢7日および材齢28日の圧縮強度が増加する。]
[0082] アルカノールアミンと亜硝酸カルシウムまたは硝酸カルシウムの両方ともが存在するとき、材齢7日の強度は影響を受けないか、わずかに増加している。材齢28日の圧縮強度は、かなり増加している。しかしながら、ポルトランドセメントのモルタルの圧縮強度が増加する相対的な活性(TIPAはTEAより効果的)とは対照的に、TEAはTIPAより効果的である。]
[0083] 〈実施例3〉
EN196に従い、以下の成分を用いて標準モルタルを用意した。
BCSAFセメント(batch n°1):337.5g
石灰石充填材:112.5g
水:225g
標準砂:1350g
(注記:EN196のモルタルの配合のため、合計のセメント含有量は引き続き450gとなるように、石灰石充填材はセメントの一部とみなしている。)]
[0084] モルタル22〜30を生成するのに、亜硝酸カルシウムまたは硝酸カルシウムの有無にかかわらず、アルカノールアミンは、下記の表3に示される量で、モルタル試料に含まれている。カルシウム塩の量は、セメントと充填材の合計量に対する乾燥質量の%として表される。アルカノールアミンの量はセメントと充填材の合計の質量についての%として表される。]
[0085] このようにして生成されたモルタルの圧縮強度は、実施例1で記載された手順を用いることにより検査される。得られた結果は、表3に示されている。]
[0086] ]
[0087] 硝酸カルシウムがない場合、材齢28日ではMDEAが最大の強度強化を生み出し、材齢90日ではDEAが最大の強度強化を生み出す。]
[0088] 硝酸カルシウムが存在する場合、材齢28日、材齢90日の両方において、全てのアルカノールアミンは優れた強度強化を生み出す。]
权利要求:

請求項1
ビーライト−スルホアルミン酸カルシウム−フェライト(BCSAF)クリンカとアルカノールアミンを含有するBCSAFセメント組成物であり、上記BCSAFクリンカは、クリンカの総重量に基づき、5〜30%、好ましくは10〜20%の一般式C2AXF(1−x)(xは、0.2〜0.8)であるカルシウムアルミノフェライト相と、10〜35%のスルホアルミン酸カルシウム相と、40〜75%のビーライト(C2S)と、0.01〜10%の、硫酸カルシウム、アルカリ金属硫酸塩、灰チタン石、アルミン酸カルシウム、ゲーレナイト、遊離石灰およびペリクレース、および/またはガラス質相から選ばれた1以上の微量相と、を備えてなる鉱物組成を有することを特徴とするBCSAFセメント組成物。
請求項2
請求項1に記載の上記BCSAFセメント組成物において、さらに水溶性カルシウム塩を含むことを特徴とするBCSAFセメント組成物。
請求項3
請求項2に記載の上記BCSAFセメント組成物において、上記カルシウム塩は、25℃で水1リットルあたり少なくとも100gの溶解性を有することを特徴とするBCSAFセメント組成物。
請求項4
請求項2または3に記載の上記BCSAFセメント組成物において、上記カルシウム塩は亜硝酸カルシウムであることを特徴とするBCSAFセメント組成物。
請求項5
請求項2または3に記載の上記BCSAFセメント組成物において、上記カルシウム塩は硝酸カルシウムであることを特徴とするBCSAFセメント組成物。
請求項6
請求項1〜5のいずれかに記載の上記BCSAFセメント組成物において、アルカノールアミンが一般式(I)で表されることを特徴とするBCSAFセメント組成物。NXpR(3−p)(I)式(I)において、pは1〜3の整数を表し、Rは水素原子または一般式(II)のアルキル基である。−CqH2q+1(II)式(II)において、qは1〜5の整数を表す。式(I)において、Xは、一般式(III)の基を表す。−(CnH2n)−OA(III)式(III)において、nは2〜5の整数を表し、−(CnH2n)−は、直鎖、または分岐鎖である。または、式(I)において、Xは、一般式(IV)の基を表す。−(CmH2m)−NYtR(2−t)(IV)式(IV)において、mは2〜5の整数を表し、Yは上記に定めた一般式(III)であり、tは1または2であり、そして、−(CmH2m)−は、直鎖、または分岐鎖である。
請求項7
請求項6に記載の上記BCSAFセメント組成物において、上記アルカノールアミンは、トリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、テトラキスヒドロキシエチルエチレンジアミン(THEED)、メチルジエタノールアミン(MDEA)、またはそれらの混合物のいずれかであることを特徴とするBCSAFセメント組成物。
請求項8
請求項1〜7のいずれかに記載の上記BCSAFセメント組成物において、上記アルカノールアミンの量は0.01〜1重量%、好ましくは0.03〜0.3重量%であることを特徴とするBCSAFセメント組成物。
請求項9
請求項1〜8のいずれかに記載の上記BCSAFセメント組成物を含有するスラリー、モルタル、またはコンクリート。
請求項10
請求項1に定義されたBCSAFセメント組成物をアルカノールアミンと混合する、請求項9に記載のスラリー、モルタル、またはコンクリートの生成方法。
請求項11
請求項1に記載のBCSAFセメント組成物、または請求項9に記載のスラリー、モルタル、またはコンクリートの生成のための、当該生成において、同時に、別々に、または、逐次使用するアルカノールアミンを含む製品。
請求項12
長期材齢で、BCSAFセメントを含むモルタルおよびコンクリートの圧縮強度を増加するためのアルカノールアミンの使用。
請求項13
長期材齢で、BCSAFセメントを含むモルタルおよびコンクリートの圧縮強度を増加するためのジエタノールアミン(DEA)またはメチルジエタノールアミン(MDEA)の使用。
請求項14
請求項12または13に記載の使用であって、材齢90日で圧縮強度を増加するための使用。
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